
珪藻土の主な特徴
珪藻土は藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物で、以下に挙げられるような特徴があります。
- 調湿性能(湿度を一定に保つ。漆喰よりも20%多く温気を取る)
- 結露対策
- 抗菌性
- 防カビ効果
- 消臭効果
- 不燃材
漆喰との違い
多孔質性を売りにしている珪藻土は、調湿性能や脱臭性能が非常に優れております。
漆喰も調湿機能はありますが、漆喰の原料となる消石灰自体は、珪藻土と比べると吸放湿機能という点では若干劣ります。
しかし漆喰はアルカリ成分により、カビが発生しづらいという優れた特徴もあります。
また、珪藻土は自ら固まらないので、壁や天井に施工する際には、固化材と呼ばれる固める為の材料が必要ですが、漆喰は自ら固まる事ができます。
それぞれメリットとデメリットがありますが、用途に合わせて使用する事が必要となります。
それぞれの特徴を簡潔に書くと
メリット | デメリット | |
---|---|---|
珪藻土 | 吸放湿性が高い | 自ら固まることができない |
漆喰 | アルカリ成分によりカビが生えにくい | 珪藻土と比べると吸放湿性能は低い |

「さんごぬ~る」が出来るまで

※上図の各絵をクリックすると詳しい説明が表示されます
漆喰の原料となる石灰岩は、サンゴなどが積もってできたものです。石灰岩を加工してできた消石灰に、糊などを加えたものが漆喰。それを綺麗に粉砕した珊瑚の粉末に混ぜることで、さんごぬ~るが完成します。